
バーチャルウォーターとは?
バーチャルウォーターは日本語で仮想水(かそうすい)の事をいい、輸入食料を生産するのに、どれくらいの水を使用されたのかを表す指標です。
バーチャルウォーターの計算方法
食料品目ごとにバーチャルウォーターは違います。
例えば、
・お米1kgを生産にするには3600リットル
・牛肉1kgを生産するには20000リットル
と、大量の水が必要となります。
バーチャルウォーターを計算するには、環境省が仮想水計算機を作成していますので、そちらを使用するのが便利です。
参考サイト:環境省-仮想水計算機
ウォーターフットプリントとの違いは?
バーチャルウォーターと似ている指標で、ウォーターフットプリントがあります。
ウォーターフットプリントは、モノやサービスを消費する際に使用された水の量を表す指標です。
バーチャルウォーターが多いと何が問題なのか?
バーチャルウォーターは、輸入食料を生産するのに必要な水の量のことです。
そのため、バーチャルウォーターが多いということは、輸入食料の割合が多いと言うことになります。
日本は海に囲まれた島国で、多くの食料を輸入に頼っています。現状はさほど問題になることはありませんが、輸入ができなくなった時に食料の確保が難しくなり、食料難になる可能性が高くなります。
バーチャルウォーターを減らすには?
地産地消で、国産・地元で作られたものを食べる
私たちの日々の生活で出来ることは、輸入食料の割合を減らすことです。
スーパーで買い物する際には、国産のものを選ぶようにし、また、地域の直売所などを利用し、地産地消を心掛けて行くことで環境に負荷を掛けない生活をすることによって、バーチャルウォーターを減らす事ができます。
食品ロスを減らし、無駄な廃棄を出さない
せっかく国産・地産地消を心掛けても、賞味期限切れや、食べ残しを出しては意味がありません。
無駄な廃棄を出さないようにし、食品ロスを最低限に抑えるようにしましょう!
まとめ
この記事では、バーチャルウォーターについて解説しました。
水は大切な資源です。この記事で水の大切さを知って貰い、食料を大切にする意識を多くの人に知ってもらえたら幸いです。