
『ソーセージ』と『ウインナー』。
どちらもよく名前を聞きますが、意外に違い説明できない方も多いのではないでしょうか?
ウインナーは、『ウインナーソーセージ』のことで、ソーセージの一種。
ソーセージは直径の大きさで呼び名が異なり、
- ウインナーソーセージ
- フランクフルトソーセージ
- ボロニアソーセージ
と呼ばれます。
また、ソーセージには規格もあり、見た目や原材料によって、
- 特級
- 上級
- 標準
3種類に分類されます。
この記事では、普段食べているけど、あまり知らないソーセージのことについて勉強していきます!
ソーセージとは?

ソーセージは、ひき肉に調味料と香辛料を混ぜ、ソーセージの皮となるケーシングに詰め込み、
- 乾燥
- 湯煮(スチーム)
- 燻製(スモーク)
した加工肉の総称です。
本場のヨーロッパでは、日本よりも圧倒的に多くの種類ソーセージがあり、その種類の数は辞典が出来るほど。
また、国によってもソーセージの定義は様々です。
日本国内では、日本農林規格によって、ソーセージの大きさや、原材料として詰められるものによって規格が存在します。
そのため、この記事では、日本農林規格のソーセージ分類を参考にしています。
ソーセージは直径の大きさで名前が決まる!
ウインナーソーセージは、直径20mm未満

直径20mm未満が『ウインナーソーセージ』。
1本の長さは10cmほどで、私たちが日頃食べているソーセージのほとんどがこのサイズ。
オーストラリアのウイーンで最初に作られたので、この名前がついたと言われています。
スーパーマーケットなどで見かける朝食用のウインナーは、『ウインナーソーセージ』のことを省略して呼んでいます。
たまに、ぐるぐる巻のロングウインナーを見かけることがあります。
基本的に長さではなく、直径で呼び名が決まります。
そのため、どれだけ長さがあっても、直径が20mm未満なら『ウインナーソーセージ』となります。
フランクフルトソーセージは、直径20mm〜36mm未満

直径20mm〜36mm未満が『フランクフルトソーセージ』。
屋台で見かける棒が刺さった大きめサイズのソーセージや、ホットドッグ・アメリカンドッグなどに使用されているソーセージの多くもこのサイズです。
また、ドイツのフランクフルト地方で作られたソーセージを『フランクフルトソーセージ』と呼ぶこともあります。
しかし、国内に置いては大きさで分けられている為、直径20mm〜36mm未満を『フランクフルトソーセージ』と呼びます。
ボロニアソーセージは、直径36mm以上

直径36mm以上が『ボロニアソーセージ』。
イタリア中部のボロニア地方原産のソーセージで、ランチョンソーセージともいいます。
最も大きなサイズのソーセージでそのまま丸かじりすることは少なく、ハムみたいに薄切りにして食べられています。
ソーセージにもランクが存在する。

ソーセージは外面や原材料に関しても規格があります。
主に、使用されている原材料に関して定められており、
- 特級
- 上級
- 標準
の3段階に分類されます。
特級
一番ランクが高いソーセージが特級。
豚肉もしくは牛肉を原材料とし、調味料と香辛料のみで出来た見た目も美しく整ったソーセージ。
結着材料(一般的につなぎのこと)は不使用で余分な混ぜものが入っていないのが特徴的です。
上級
豚肉もしくは牛肉を原材料とし、調味料と香辛料を使用、そして、結着材料が5%以下なら上級となります。
標準
豚や牛、馬肉や羊肉などの畜肉で作られ、結着材料が10%未満のソーセージは、標準となります。
まとめ
ソーセージは直径の大きさによって、
- ウインナー
- フランクフルト
- ボロニア
と呼び名が変わります。
また、原材料によってもランクがあり、
- 特級は、牛肉または豚肉で、結着材料不使用。
- 上級は、牛肉または豚肉で、結着材料が5%未満。
- 標準は、牛肉・豚肉・馬肉・羊肉などが使用され、結着材料が10%未満。
と分類されます。
もし今後、『特級ウインナー』という記載の商品を見かけたら、これは牛肉または豚肉で出来た、結着材料のつなぎ不使用で直径20mm未満のソーセージだという事がわかりますね!
この記事で、ソーセージの事を少しでも知って貰えたのなら幸いです!
【参考文献】
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