お菓子を食べたら子ども酔っ払った!?気を付けたいアルコール入の食品

ビールやワインなどのお酒には、アルコールが入っていることが明記されています。

しかし、お菓子やアイスクリームにアルコールが含まれていても、わかりやすい表記がされておらず、気づかない間に、子どもがアルコールを摂取している事があります。

この記事では、日常生活で気を付けたいアルコールが含まれている食品を紹介していきます。

実際にあったアルコール入りの食品を食べて起きたトラブル事例

国民生活センターで実際にあった事例だと、アルコール入りだと気づかずに子どもにお菓子を与えてしまい、子どもが酔ってしまったと言う報告があります。

■事例1

洋菓子店で購入したパウンドケーキを食べた娘が嘔吐した。ブランデーが使われていたが、購入時にアルコール入りという説明はなかった。

(当事者:7歳 女児)


■事例2

お土産でもらったゼリーを食べた後、子どもの顔が赤くなり、息が酒臭くなって酔っ払ったような状態になった。

(当事者:1歳、3歳)

引用元:独立行政法人国民生活センター

小さな子どもだと、アルコールに免疫がないので、少量でも体調が悪くなってしまいます。

もっとしっかりと、アルコール入だと書いて欲しいですよね・・・

酒税法ではアルコール入りの食品に表示義務は無い

お菓子にアルコールが入っていることが明記されていないのは、食品にアルコールが含まれていても表示義務が無いからです。

まずは、お酒とは何か?酒税法・食品表示法について見ていきます。

酒税法・食品表示法とは?

日本の酒税法では、アルコール成分が1%以上の飲料がお酒として扱われ、『酒類』の表示が義務付けられています。

しかし、逆を言うと、アルコールが1%以上含まれている飲料以外には、『酒類』の表示は義務付けられていません。

そのため、アルコールが含まれていても、飲料では無い食品には明記する必要はありません。

お菓子は食品になるため、表示義務が無いために明記されていないケースがあるのです!

原材料表示を確認すればアルコールが入っているか判断できる

酒税法によって、『酒類』の表示義務が無くても、原材料表記には使用されている原料が記載されています。

一般的に販売されているお菓子などの加工食品には、原材料が記載されています。

そのため、原材料表示の中に『酒』の文字が記載されている場合や、アルコールを含む食材が記載されている時は、アルコールが含まれている可能性があります。

例えば、上のアイスクリームの場合だと、原材料に『ラムレーズン』を使用しており、『アルコール分0.4%未満』と記載されていました。

それでも、どんな食品にアルコールが含まれているか全てをチェックするのは大変です。
日常で気を付けるべき代表的なアルコール入の食品を紹介していきます。

気を付けるべきアルコール入りの食品

お菓子

ラム酒・ブランデーなどが使用されているお菓子も多く販売されています。

  • アイスクリーム
  • ケーキ
  • ゼリー
  • プリン
  • 和菓子

子ども向けの商品なら、アルコールが入っていることは、ほぼ無いので安心です。
しかし、大人向けのお菓子だとアルコール入の可能性が高くなります。

大人向けアイスクリームのHaagen-Dazs(ハーゲンダッツ)の一部製品にも1%未満ですが、アルコールが含まれている商品もあります。

■ハーゲンダッツ アソートボックスの成分表示

<ショコラ ラム>

コクのあるチョコレートアイスクリームにほんのりラム酒が香るアイスクリームです。

アルコール分0.3%。

引用元:【エレガント アソート】バニラ ショコラ ラム グリーンティー(成分情報)

0.3%と少量ですが、アルコールが含まれています。

子どもが食べないのはもちろんのこと、大人でも運転中や仕事の時にアルコール入のお菓子は食べないように注意するべきです。

調味料

料理酒などの調味料にもアルコールが含まれています。

アルコール度数が強いものでは、10%を超えるものもあります。

よく使用されるものだと、

  • みりん(本みりん)・・・アルコール約14%
  • 料理酒・・・アルコール約14%

加熱調理をすればアルコールが飛ぶので、ほとんど気にする必要はありません。

しかし、加熱しないでアルコール入りの調味料を使う場合には注意が必要です。

また、沖縄で使用されている調味料で、

  • コーレーグース(泡盛に唐辛子を入れた沖縄の調味料)

があります。

沖縄そばのお店に置いてあることが多い調味料ですが、なんとアルコール度数は20%以上とかなり強いです。興味本位でも、子どもが使用するのは避けるべきでしょう。

漬物

酒粕を使用している『奈良漬け』には、約3.5%のアルコールが含まれています。

お土産で、もらう機会や渡す機会もあるかと思います。

せっかく喜んでもらえると思って渡したのに、アルコールが入っていたために、不要なトラブルになるのは避けたいところ・・・

もらう側、渡す側も、アルコールが含まれていることに気をつける必要があります。

まとめ

アルコールが入っていても、表示がわかりにくい食品が多いです。しかし、パッケージ裏などに記載されている原材料表示をしっかりと確認すれば『酒』が入っているかどうか確認ができます。

この食品には、どんな成分が含まれているのだろうか?と疑問を持ち、確認するクセを付けるように心掛けたいものです。

あなたや、あなたの家族が食べている食品に何が含まれているのかを確認し、不要なものを食べないように気をつけましょう!

【参考文献】

■WEBサイト

この記事を書いた人

佐々木 慎吾

佐々木 慎吾

食育インストラクター。
食に関する知識をお伝えするために記事を書いています。