
牛肉は『ユッケ』、とり肉は『鶏刺し』と生肉で美味しく食べることができます。
しかし、豚肉の生肉料理はありません。
豚肉は生で食べたり、生焼けで食べるのもダメです。
なぜ、豚肉を生で食べてはダメなのか?
この記事では、その理由をお伝えします。
豚肉を生で食べてはダメな理由
牛肉はレアステーキやユッケなど、とり肉は刺し身で食べたりします。
しかし、豚肉のレアステーキや豚の刺し身はありません。
それは、日本国内の法律で豚肉を生で食べることは禁止されているからです。
食中毒になる危険性が高く、重症化する危険性もあるため、豚肉を生で食べることは法律で禁止されています。
豚肉や豚レバー等豚の内臓も、生で食べるとE型肝炎ウイルスや食中毒菌、寄生虫による重い食中毒が発生する危険性があるため、生食用として販売・提供することが法律で禁止されています。
引用元:生食用の肉に法規制等があるのですか?-東京都福祉保健局
販売・提供が禁止されているため、スーパーや飲食店などで生食用の豚肉を見かけることはありません。
牛肉・とり肉の生食にもリスクあり!

適切に処理された生食用の牛肉やとり肉でも、食中毒のリスクが『0(ゼロ)』ではありません。
牛ユッケや鶏刺しも、数は少ないですが食中毒の原因菌が存在します。
そのため、高齢者やお子さん、また、体調が優れないときは、生肉を食べるのを控えるべきです。
健康な方でも、食べる際は自己責任になるという事を忘れないで下さい。
豚肉を食べる際は中心部まで加熱する習慣を!

少し肉を食べるのが心配になってしまう話でしたが、加熱して食べれば大丈夫です。
細菌やウイルス、寄生虫などの食中毒の原因になるものは、加熱により死滅します。
牛カツや牛ステーキの場合は、レアで食べたりします。
しかし、豚肉の場合は生焼けはNGです。
中心部までしっかり加熱し、生の状態で食べないように気をつけましょう!
まとめ
豚肉を生で食べることは、危険なため日本の法律で禁止されています。
そのため、生食の豚肉をスーパーで販売したり、飲食店で提供することはありません。
豚肉を食べる際は、表面だけでなく、しっかりと肉の中心部まで加熱して食べる必要があります。
食の知識を知り、安心して食べれる食習慣を心掛けていただけると幸いです。
【参考文献】
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