
世界では人気の高い『香り米』。
普通の米とは違い、香りが強く、カオマンガイやガパオライスなどのタイ料理に用いられる事が多く、カレーとも相性の良いお米。
この記事では、『香り米』についての基礎知識を書いていきます。
『香り米』とジャスミンライスは同じ?

『香り米』とは?
『香り米』は生の米に香りがあり、炊くことでより一層香りが強くなる米です。
名称も様々で、
- 匂い米
- じゃこう米
- 香子(かばしこ)
- 鼠米(ねずみまい)
などと呼ばれることもあります。
古くからある米の種類で古代米の一つとしても数えられています。
今でも日本で『香り米』は栽培されています。
しかし生産量は少ないため希少な米として取り扱われています。
日本では生産量の少ない『香り米』ですが、海外では人気があります。
ジャスミンの様な香りがすることから『ジャスミンライス』という『香り米』が栽培されています。
ジャスミンライスとは?

ジャスミンライスと呼ばれる香りのある長粒種の香り米の品種の一つ。
ジャスミン米(まい)と記載される場合もありますが同じものです。
『香りがある米』という意味では、
- 香り米
- ジャスミンライス
も同じです。
しかし、米の品種が異なります。
世界的にみると香り米は人気があり、特に『ジャスミンライス』はタイで高級米として扱われています。
日本でもジャスミンライスとして販売されているものは、ほぼタイ産のお米です。
ジャスミンライスはポップコーンみたいな香り?

『香り米』の香りの主成分はアセチルピロリンです。
ジャスミン、または、ポップコーンみたいな香りと表現されこともあります。
香りの好みは人それぞれで、国や文化によっても変化します。
日本では松茸の香りは良い香りと言われますが、海外ではさほど見向きもされません。
香り米が日本では人気が低く、海外では人気が高いのも好みの違いが影響したのだと思います。
カレーやガパオライスで食べると美味しい!

タイやインド、パキスタンなどでは、カレーライスやガパオライスなどの料理に使われています。
普通のお米と比較して、サラサラしていて香りのあるジャスミンライスは、スパイシーな料理との相性が良い食材です。
国内のレストランでカレーやタイ料理を食べると、ジャスミンライスが使用されている場合も多いです。
レストランで食事をする際に、米の品種や種類まで気にすることはあまり無いと思います。
食べる際に米の形や香りを確認するといつもとの違いに気付けるはずです。
まとめ
『香り米』は米に香りがある種類の米で、海外ではジャスミンライスという品種が主流です。
カレーやタイ料理などと相性の良いジャスミンライスは、タイで高級米として扱われています。
国内のレストランやカレー店でも使われていたり、無印良品のカレーコーナーの近くに、ジャスミンライスは販売されていたりと、私たちの周りで見かけることも意外に多くあります。
楽天やAmazonなどの通販でも購入出来るので、今度のカレーはジャスミンライスで作ってみてはいかがでしょうか?
【参考文献】
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